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金箔打紙製法について
「金箔打紙製法」のあぶらとり紙
金箔打紙製法というのは、金箔を製造する機械で職人さんの手によって丹念に叩き、仕上げられる製法だそうです。
機械と言っても、一気に大量生産が出来るような（例えれば、コピー機のように）機械ではなく、
昔から続いている、金箔を薄く薄く引き延ばす機械で、熟練の職人さんが、一枚一枚、丁寧に打ち上げるものです。
薄い金箔と言うの、非常に繊細で、直接金箔を叩いて引き延ばす事が出来ません。
（工具や器具に引っ付いて、すぐにボロボロになったり、破れてしまうからでしょう）
そこで金箔を、厳選した「和紙」で挟んで、その上から丹念に叩き上げる、引き延ばしていくのだそうです。
脂分は金箔にとって、品質を悪くする大敵であるため、
この厳選された「紙」には、
脂分を吸収する力が求められます。
脂分を吸収する力を持った「紙」が熟練の職人さんの手によって、何度も何度も叩き上げられ、
繊維を丹念に打ち伸ばしたものが、「金箔打紙製法」で作られたあぶらとり紙となるのだそうです。
この製法で作られたあぶらとり紙は、「古来の製法で作られた質の高いあぶらとり紙」と言えると思います。
より詳しい製法や行程を紹介されているサイト様があります。
「金箔打紙製法」に興味がある方は、
の、「●金箔打ち製法って何？」のページをご覧下さいね。
画像付きで、とっても分かりやすく解説して下さってます。
さてさて、この金箔打紙製法には、
石川県箔商工業協同組合が認定した「金箔打紙製法」のあぶらとり紙と商標（認定印）
と、言う物が存在する事に気が付きました。
【ひよりのあぶらとり紙】の裏側に、その「商標」を確認する事が出来ます。
石川県箔商工業協同組合が認定した「金箔打紙製法」のあぶらとり紙には、「金槌」を交差させたような「商標（認定印）」がついています。
いわゆる「あぶらとり紙の品質の良さの証」みたいなモノだと思います。
「金箔打紙製法」を持つ、職人さんや技術を守っていく意味もあるんじゃないかと思われます。
ところで、この「商標（認定印）」、
「商標のついたモノを買えば安心よね～」
と、言うことなのですが、実は、認定を受けている商品なのに、商品自体には商標のついていないあぶらとり紙も結構あります。
たとえば、 【オルビス】のあぶらとり紙。
オルビスのホームページから、あぶらとり紙のページを見てみると分かるのですが、ちゃんと「金箔打紙製法」のあぶらとり紙で、商標マークもサイトの方に掲載しているのです。
正直、オルビスのあぶらとり紙が認定をちゃんと受けた商品だったのにはビックリしました。
オルビス、すごいなあ…。
他にも、お友達からもらった、 【金銀箔工芸さくだ】のあぶらとり紙にも、
あぶらとり紙の商品自体には商標マークはついてないんですが、サイトの方にちゃんと記載があります。
他にも、「商品自体には商標マークはないけど、認定は受けているあぶらとり紙」がありそうです。
逆に、認定印はないけれど、高品質で安心して使えるあぶらとり紙が多いのも事実。
【よーじや】も、「ふるや紙」「金箔打紙製法」で作られたあぶらとり紙です。
こちらは商品にもサイトにも、商標マークやその説明はありませんが、その紙質の良さ、皮脂の吸収力は、
多くの方がご存じだと思います。
【あぶらとり紙専門店 鎌倉四葩(よひら)】も、「金箔打紙製法」で作られたあぶらとり紙です。
こちらも優しい肌触りが特徴の、なおかつ余分な皮脂はしっかり吸収してくれるあぶらとり紙を提供されています。
【鎌倉四葩(よひら)】のあぶらとり紙も、その品質の良さは折り紙付きです。
「石川県箔商工業協同組合が認定した「金箔打紙製法」のあぶらとり紙」に付いているマークなので、「京都が発祥の地」であるよーじやさん、「鎌倉が発祥の地」である鎌倉四葩さんは、「石川県の組合」の認定を受けてないだけだと思われます。
よーじやさん、鎌倉四葩さんのあぶらとり紙の品質の良さは、確かなモノだと思うので。
あぶらとり紙の専門家ではない、ただの素人が、ちょこちょこっと調べただけなので、まだまだ色々奧が深かったり、色んな事情があったりするのかもしれません。
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